水戸の梅は茨城県を代表する銘菓です。
水戸のお土産の定番ですが、「まずい」「苦手」という意見も存在します。
はたして「まずい」と感じる人の理由は何なのか?
実際に食べた人の口コミから検証しました。
さらに、誰でも簡単にできる美味しい食べ方についても紹介します。
お土産として人に渡す場合には、一緒に教えてあげると喜ばれるでしょう。
水戸の梅の味が気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
水戸の梅を「まずい」と感じる人の声
最初に、水戸の梅が「まずい」という人たちの意見はどうでしょうか。
赤紫蘇が苦手
地元だが、水戸の梅は・・・まずい。子供の時から嫌いだ。赤しその皮が嫌い。でも 水戸では定番のお土産。
— aira (@aira1960) June 1, 2013
赤紫蘇が嫌いでなければおみやげに水戸の梅がおすすめ
— Kazuki.y (@kzkyama) January 27, 2021
コーヒーならサザコーヒーやね(観光の指南)
このように、「赤紫蘇が苦手」という感想がありました。
もともと「シソ」は、味と香りが独特なので、嫌いな人も多いです。
赤紫蘇を使った「梅干し」も食べる機会が年々少なくなっています。
(流通しているウメボシの多くは「梅のシロップ漬け」です)
このような状況では、シソが苦手という人は年々増えていくのかもしれません。
ただ、紫蘇は栄養価が高く、あの特有の香りにも優れた作用があることが分かっています。
もし紫蘇の葉が苦手な場合でも、「濃いめの日本茶」や「ブラックコーヒー」とよく合うので、一度は試してみてはいかがでしょうか。
さらに、「メーカーの違い」による不満の声も。
メーカーによって味が違う
和菓子「水戸の梅」はどの製造元のものがお勧めでしょうか。
紫紫蘇の葉を巻いた独特の触感で好物なのですが、最近いただいた「水戸の梅」が以前のと違っていてがっかりしました。
ネットでみると、あさ川、木村家本店、井熊総本家、亀じるしなど製造元が異なるものがいくつかあることを知りました。
違和感があった二つは、いずれも紫蘇の葉が固すぎる一方で、中が柔らかすぎてまったく触感を裏切られてしまいました。人によって好みが違うとは思いますが、お勧めの製造元はどこのものでしょうか。
しかし、売店で売っている「水戸の梅」は最低の品質。まずいこと請け合いです。
このように、「水戸の梅」と言ってもメーカーが違うと、人によっては美味しく感じないようです。
水戸市に行くと売店でよく売られているのが「亀じるし」の水戸の梅です。
たしかに、以前は着色料や保存料が使われていたりと、品質を指摘する声もありました。
ただ、亀じるしの水戸の梅は、一部のラインナップで高品質な原材料に変更が行われています。
(参考:亀印製菓、「水戸の梅」一新 着色料・保存料不使用に: 日本経済新聞)
老舗のメーカーでも品質の向上に取り組んでいるのは好感がもてますね。
また、各メーカーによって材料やレシピが異なるので、好みが分かれるのは仕方ないと思います。
(あずきあんのもの、砂糖をまぶしたもの、紫蘇の葉の浸かり具合など)
しかし、口コミの大多数は、水戸の梅が「美味しい」と評価しています。
水戸の梅を「美味しい」と感じる人の声
甘さとしょっぱさが合う
以前にお土産でいただいたのが美味しかったので購入しましたが、やはり美味しかったです。餡の甘さとシソの葉のしょっぱさが微妙にマッチして美味しいです。
しその酸味と塩味が しろあんと相まって 美味しいです(*^-^*)
お茶うけにとってもよいです 小さくても満足感ありますよ(*^-^*)
牛皮もとろけます
このように、「甘さとしょっぱさの共存」が美味しいという感想が圧倒的に多いです。
流行りの「塩スイーツ」のような美味しさが評価されていました。
他にもこんな声が多数。
梅の香りが良い
ちょっとゴタゴタして仕事を中断して、また再開〜
— こはね (@KOHANE_kohane) October 12, 2020
『水戸の梅』をいただいたので
一息のお供に♪
初めてのお菓子σ(^_^;)
開けた瞬間に梅の良い香り〜
美味しい(*≧∀≦*)
日本茶が合う♪ pic.twitter.com/16a1uX0GU7
梅の香りとともに紫蘇に包まれた柔らかな一口サイズの餅。餅の中には白餡、甘さ一辺倒でなく紫蘇と梅が香る独特な風味の調和がとてもよかった。
香りが良いという感想も多かったです。
3000本の梅の木が並ぶ偕楽園を歩いたことがある人なら、梅の香りに親しみを覚えると思います。
また、人によって好き嫌いが分かれる「梅や紫蘇の香り」ですが、あえて万人受けは狙わず、「水戸が誇る香り」として作り続けている姿勢に共感できますね。
さすがは発売から120年以上も愛され続けている「水戸の梅」と言えます。
多くの人が「美味しい」と認めているのは確かです。
美味しい食べ方
冷やして食べる
水戸の梅は冷蔵庫で冷やすと、甘さが抑えられて美味しく食べられます。
ヒンヤリした水戸の梅と、熱いお茶やコーヒーの相性はバツグンです。
また、水戸の梅は常温(冷暗所)保存のお菓子ですが、冷蔵であればさらに日持ちします。
ただし、あまり長い期間冷蔵すると、外側がパサついてきます。
冷蔵とはいえ早めに食べたほうが良いです。
凍らせて食べる
水戸の梅は凍らせると、中の餡(あん)の食感が変化して美味しく食べられます。
冷凍庫に2~3時間も入れればOKです。
カチカチにはならないので、冷凍庫から出してすぐに食べるのがおすすめです。
わさびをつけて食べる【禁断】
水戸の梅はわさびをつけるのも美味しい食べ方です。
水戸の梅は「甘み」「酸味」「塩気」の3つが上手くバランスしたお菓子ですが、さらに「辛味」を加えることで、ピンと芯の通った味わいが楽しめます。
わさびのツンとした辛さが、赤紫蘇の甘じょっぱい味の良いアクセントになります。
ただし、わさびの量には気をつけてください。
わさびの量が多すぎると、始めにワサビの辛さが立ってしまい、水戸の梅の赤紫蘇の香りが感じられなくなります。
わさびの種類はいろいろありますが、普段お刺身に使っているものでOKです。
もし新たに買うのであれば、「S&B 本生 きざみわさび」がおすすめです。
塩気が少なく、刻みワサビの食感が加わるので、水戸の梅の美味しさを上手く引き出してくれます。
ただ、この食べ方は僕以外に試している人を見たことがありません。
興味がある人はぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
茨城県の銘菓「水戸の梅」がまずいという理由について、実際の口コミを紹介しながら検証しました。
まとめると、
- 赤紫蘇が苦手な人には「まずい」
- 甘じょっぱい味が好きな人には「美味しい」
と言えます。
このように、賛否両論あっても長い年月愛されている「水戸の梅」。
もし食べたことがないという人は、ぜひ味を確かめてみてください。
水戸の梅の基本情報
※「水戸の梅」のメーカーは5社ありますが、下記は「亀印製菓」のデータです。
名称 | 水戸の梅(みとのうめ) |
---|---|
メーカー | 亀印製菓株式会社(茨城県水戸市) |
公式サイト | https://www.kamejirushi.co.jp/ |
発売年 | 1892年 |
名前の由来 | 日本三名園の一つとして有名な偕楽園の梅が由来。 |
値段 | 777円(税込・6個入) |
賞味期限 | 製造日から25~30日 |
保存方法 | 常温 |
カロリー | 1個あたり76.5 kcal(材料変更前の数値) |
原材料 |
白生餡(国内製造)、砂糖、水飴、餅粉、しそ葉塩漬け、還元水飴、澱粉、梅シロップ/乳化剤、乳酸Na、酒精、酸味料 ※6・9・10個入りは2019年に着色料と保存料が不使用になりました。 |