月世界は富山県を代表する銘菓ですが、「まずい」「苦手」といった意見もあります。
結論から言うと、「まずい」と思う人の理由は次のとおりです。
- 口の中の水分がなくなるのが苦手
- カリッとした固さが好きじゃない
実際に食べた人の口コミを検証していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読めば、月世界の本当の評判が分かります。
月世界を「まずい」と感じる人は2パターン
口の中の水分がなくなるのが嫌
今日サークル参加してる知り合いに富山県民として月世界の差し入れしようかと思ったけどあれ口の中の水分持ってかれるのでやめた
— あんきん (@ankin245) August 11, 2017
@natwoe 月世界は口がカパカパになりませんか?笑 どうもあの砂漠感が苦手です。僕とフジロックに来てたハマダも10, 11と行くことにしました♪
— el dorado (@akin_end_o) August 4, 2012
このように、「口の中の水分を持っていかれる」のが苦手な人がいるようです。
たしかに、月世界には水分がほとんど含まれていません。
手に持ったとき、驚くほど軽いので分かると思います。
これは、エアリーで儚い特徴的な食感を出すためです。
そのため、口の中の水分が奪われるのは仕方がないと言えます。
水分持ってかれる問題は、食べ方で解決できる
そもそも、お菓子は茶道と共に発展してきた一面があります。
(参考:お菓子の歴史 | お菓子何でも情報館)
なので、お茶やコーヒーなどの飲み物と一緒に食べるのが、お菓子の本来のあり方と言えます。
しかし、今は忙しい人が多いため、お茶の準備もせずに、お菓子だけをすぐに口に入れてしまいます。
お菓子とおやつ(御八つ)の区別がなくなってきたのかもしれません。
ぜひ、飲み物を用意するひと手間をかけて、月世界を味わってほしいです。
また、もう一つの原因として、口に入れる量が多すぎることがあります。
「上品に食べましょう」とは言いませんが、何でもかんでも同じ量を口に入れるのは、食べ物の美味しさを味わうという点で損をしています。
人によって唾液の量は違います。
ですから、早く食べたい気持ちをグッとこらえて、ご自分の適量を口に運んでみてくださいね。
さらに、かんだ時の食感に不満の声も。
固さが苦手
思ってたより、固くて母があまり頂けませんでした。
年寄りには不向きでした。味はまあまあでした。引用:見た目と。。
砕けるものを噛んで割る、というのがとても苦手なので、ポテチも袋の中で砕いて小さくして一口で食べるし、うまい棒も開ける前に六分割くらいにするマンだから、今、銘菓月世界と真顔で向き合ってる。
— 🌸🍊 凛 🥜🐟 (@RIN_MHF1) November 5, 2017
このように、カリッとした固さが苦手という感想がありました。
そもそも月世界は「干菓子の一種」なので、最初はカリっとした食感になっています。
なので、噛むのが苦手な人にとっては、まずいと感じる点かと思います。
※干菓子:水分の少ない乾燥した和菓子の総称。水分20パーセント以下の菓子を指す。
ただ、月世界は噛まなくても食べられます。
歯がない乳児でもタマゴボーロを食べられるのと同じです。
手で割ってから口に入れ、そのまま舐めていても口の中で溶けて(はかなく)消えていきます。
その余韻でお茶やコーヒーを飲めば、噛まずとも月世界の淡い美味しさを楽しめますよ。
食感が苦手な人は、ぜひ試してみてください。
その証拠に、月世界が「おいしい」と言う人の意見を見てください。
月世界を「おいしい」と感じる人の声
口溶けが絶妙
「美味しい」との評判を聞いて購入しました。
確かに程よい甘さとホロホロした口どけでついついもうひとつ、と手が伸びます。引用:【楽天市場】kopimaruさんの富山を代表する銘菓月世界 6本入り:人気の富山のお菓子/月世界本舗(百選横丁 楽天市場店) | みんなのレビュー・口コミ
はじめてたべたときは、やさしいあまさにくちどけで、魅了されてしまった。 Amazonでみつけてなんじゅうねんぶりにしょくして、そうそうこの上品な甘さ。 誰に送ってもおかしくないお菓子です。
引用:お上品なお菓子
このように、「口溶けが絶妙」という感想が圧倒的に多いです。
月世界の食感は「言葉で表現しにくい」「なんとも不思議」「あまり食べたこと無い」とよく言われます。
ちょっと不思議な見た目も相まって、一度食べると忘れられない味になるようです。
他にもこんな声が多数。
上品な甘みが程よい
甘味も程よく、ついもう一個と手が伸びてしまいます。明日はミルクティーと合わせてみます。
引用:【楽天市場】やんねーちゃんさんの富山を代表する銘菓月世界 6本入り:人気の富山のお菓子/月世界本舗(百選横丁 楽天市場店) | みんなのレビュー・口コミ
このお菓子のファンです!
上品で甘くて美味しいです。引用:お上品なお菓子
「甘さが上品で程よい」という感想も多かったです。
月世界は干菓子ではありますが、同じ干菓子である一般的な「落雁」と比べると、甘さはかなり控えめです。
その理由は、甘さの立ち上がりが穏やかな和三盆糖を使用しているから。
また、月世界は重量がとても軽いので、口に入る砂糖の量も少なくなり、甘さが抑えられます。
「食べ始めると止められなくなる」のは、甘さが程よい証拠ですね。
やはり、発売から120年近く愛され続けている商品なので、多くの人が「おいしい」と認めているのは確かです。
まとめ
富山県の銘菓「月世界」がまずいという理由について、実際の口コミを紹介しながら検証しました。
まとめると、
- 干菓子が苦手な人には「まずい」
- 独特の口溶けと上品な甘みが「おいしい」
と言えます。
このように、圧倒的な人気で愛されている「月世界」。
もし食べたことがないという人は、ぜひ一度その不思議な食感を確かめてみてください。
ふるさと納税で賢く手に入れるのもオススメです↓
|
月世界の基本情報
名称 | 月世界(つきせかい) |
---|---|
メーカー | 有限会社 月世界本舗(富山県富山市) |
公式サイト | http://www.tukisekai.co.jp/ |
発売年 | 1903年頃(参考:富山商工会議所/会報「商工とやま」/記事) |
名前の由来 | 明け方の空に浮かぶ美しい月のイメージが由来 |
値段 | 486円(税込・2個×4包入) |
賞味期限 | 製造日より1ヵ月(梅雨時期は3週間) |
保存方法 | 常温 |
カロリー | 1個あたり19.8 kcal |
原材料 | 砂糖、卵、寒天 |