ナボナは東京都を代表する銘菓です。
多くの人に喜ばれる昔からのお土産ですが、「まずい」「おいしくない」という意見も存在します。
はたして「まずい」と感じる人の理由は何なのか?
実際に食べた人の口コミから検証してみました。
さらに、誰でも簡単にできる美味しい食べ方についても紹介します。
お土産として人に渡す場合には、一緒に教えてあげると喜ばれるでしょう。
ナボナが気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
ナボナを「まずい」と感じる人の声
生地がパサパサして苦手
どうも、ナボナはボソボソしてクソまずいと思っている関西人です。
— 稲葉渉 (@inabawataru) January 25, 2021
大体甘い物でチョコあったらチョコ選ぶ(っ´ω`c)
— ルヴェリア (@rin_02907891) October 28, 2020
パサパサ感嫌いだから、ナボナとかも嫌い(_・ω・)_バァン…
ナボナ、嫌いじゃないけど
— Ma San ( uɐs↻ɐɯ) (@maple_ple) June 5, 2017
表面のガッサガサした化石みたいなところがちょっとヤダ
このように、生地のパサパサ感や表面のカサカサが嫌いという意見が多くありました。
そもそもナバナの生地は、「ふわふわ感」を重視した「ソフトカステラ」です。
通常のカステラと比べると、確かにしっとり感は少ないと思います。
ただ、その代わりに、カステラには無いクリームを挟み込んでいるので、全体のバランスは決してパサパサしていません。
パサパサして感じる原因は食べ方
本来、しっとり感が欲しければ、お茶やコーヒーなどの飲み物と一緒に食べるのがお菓子の基本です。
しかし、今は忙しい人が多いせいか、お茶の準備もせずに、お菓子だけをすぐに口に入れてしまいます。
ぜひ、飲み物を用意するひと手間をかけてナボナを味わってほしいです。
また、パサパサして感じる人のもう一つの特徴として、「口に入れる量が多すぎる」ことがあります。
「上品に食べろ」とは言いませんが、何でもかんでも同じ量を口に入れるのは、食べ物の美味しさを味わうという点で損をしています。
表面のカサカサには意味がある
ナボナの表面のカサカサは、わざわざ粉砂糖をかけてから焼く「ビスキュイ作りの技法の一つ」の特徴です。
表面を薄くサクッとさせることで、中がよりふんわりとした食感に感じるというメーカーの工夫です。
また、ブッセを焼いたことがある人なら、表面の模様がうまく出ていてキレイだなぁと感じる点でもありますね。
いずれにせよ、何の予備知識も無い人にとって、ナボナの良さは理解しにくいのが実情のようです。
さらに、「中身」についての不満の声も。
クリームが不満
ナボナってすごい美味しいと聞いていたんですが、いただいたから食べてみたら、クリームがやっすくてまずい!!口の中がヌメヌメする!!
— もっち (@does_not_wither) February 20, 2013
チーズの小さな塊が入っていますが、チーズの香りは全く無しです。ガッカリでした。
引用:amazon 残念です
このように、中身に不満があるという意見も、少数ながらありました。
ただ、「口の中がヌメヌメする」というのは、恐らく水分が持っていかれた状態なのではないでしょうか?
この場合は、パサパサ感の不満と同様、飲み物と一緒に食べると良さそうです。
また、ナボナの定番の味である「チーズクリーム」には、たしかにプロセスチーズが入っています。
しかしながら、一般的にプロセスチーズをクリームに入れる目的は「コクと旨味」です。
そもそもプロセスチーズ自体がチーズの香りを求めるものではないので、ちょっとガッカリする所が違うのでは?
実際、クリーム自体の不満は、味の好み(バナナが嫌いとか)を除くと、ほとんどありませんでした。
その証拠に、ナボナが「美味しい」と言っている人たちの意見を見てください。
ナボナを「うまい」と感じる人の声
ふんわりして食べやすい
外はふんわり中は甘すぎず、食べやすい
とても美味しかった!
歯が弱くなっている義父へ贈り物にしました。大変甘いもの好きの義父にも大好評でした。
やわらかく 食べやすいそうです。
ブッセってどうもパサパサして水分もってかれるイメージだったんですけど、
これはふわふわしていて一切水分もっていかれませんでした!
中のクリームはじゃりじゃり感があるミルキーな感じ。
美味しかったです!引用:【中評価】「今まで食べたブッセの中で一番ふわふわしてた - 亀屋万年堂 ナボナロングライフ」のクチコミ・評価 - xのっちむxさん
このように、「ふわふわ感」が美味しいという感想が圧倒的に多いです。
他にもこんな声が多数。
日持ちが良いので助かる
お礼に使いたいと頼まれました。
ナボナは、美味しいので喜ばれます。
日持ちも良いので助かります。
日持ちも良く、価格も手頃で、重く無いのも使いやすく、お土産やお礼などに重宝しtwいます。よく使っています。相手にも好評です。
賞味期間が長いので便利という感想も多かったです。
じつはナボナには「2種類のシリーズ」があり、賞味期間が異なります。
通常のナボナとロングライフの違い | ||
---|---|---|
ナボナ | 賞味期間:7~10日 | 直営店舗でのみ販売 |
ナボナロングライフ | 賞味期間:60日 | 全国の量販店舗でも販売、サイズは一回り小さい |
ロングライフは通常のナボナに比べてサイズが一回り小さいです。
なので、10日以内に食べる予定であれば、通常のナボナの方がお得と言えます。
ただ、ナボナは美味しくて軽いことから、手土産に使われることが多いです。
ナボナロングライフならば、日持ちの心配をしなくて良いので、人に渡す際には非常に助かります。
皆さん「おいしい」と思っているからこそ、贈答品に選ぶのですね。
やはり、発売から60年ちかく愛され続けている商品なので、多くの人が「うまい」と認めているのは確かです。
おいしい食べ方
凍らせて食べる
ナボナは凍らせることで、クリームの食感が変わっておいしく食べられます。
ふわふわ感はそのままで、カチカチにもなりません。
硬めのクリームが口溶けの軽いアイスクリームのように感じます。
冷凍庫で2~3時間ほど冷やすだけなので、とても簡単です。
まとめ
東京都の銘菓「ナボナ」がまずいという理由について、実際の口コミを紹介しながら検証しました。
まとめると、
- 軽い生地が苦手な人には「まずい」
- ふんわり柔らかなお菓子が好きな人には「うまい」
と言えます。
このように、圧倒的な人気で愛されている「ナボナ」。
もし食べたことがないという人は、ぜひ一度そのおいしさを確かめてみてください。
ナボナの基本情報
名称(読み方) | ナボナ(なぼな) |
---|---|
メーカー | 株式会社 亀屋万年堂(東京都目黒区自由が丘) |
公式サイト | https://www.navona.co.jp/ |
発売年 | 1963年 |
名前の由来 | イタリアのローマ市に実在する「ナヴォーナ広場(Piazza Navona)」が由来 |
値段 | 162円(税込・単品) |
賞味期限 | 7~10日(ナボナ)/60日(ナボナロングライフ) |
保存方法 | 常温 |
カロリー | 1個あたり177 kcal(ナボナ・チーズクリーム)/128kcal(ナボナロングライフ・バニラ) |
原材料 |
加糖液卵(国内製造)、小麦粉、マーガリン、プロセスチーズ、粉糖(砂糖、でん粉)、植物油脂、砂糖、チーズパウダー、液卵白、油脂加工品、還元水飴、洋酒、/乳化剤、甘味料(トレハロース、ソルビット)、膨張剤、香料、加工でん粉、安定剤(増粘多糖類)、着色料(カロチノイド)(一部に卵・小麦・乳成分・大豆を含む) ※上記はナボナ・チーズクリーム |